マンション選びの新常識?『ボイドスラブ工法』のメリットとは

不動産を良く知りたい
先生、「ボイドスラブ」って、普通のスラブと何が違うんですか?

不動産研究家
いい質問だね!ボイドスラブは、普通のスラブより厚くて、中に空洞があるんだ。想像してみて、板チョコに穴が空いているような感じかな。

不動産を良く知りたい
穴が空いているんですか?強度が弱くならないのでしょうか?

不動産研究家
なるほど、そこがポイントだね。実は、空洞があることで、材料が減る分だけ軽くなるんだよ。でも、鉄筋を工夫して配置することで、強度を保っているんだ。だから、遮音性も高くなるんだよ。
ボイドスラブとは。
マンションなどの集合住宅でよく使われる「ボイドスラブ」という建築用語があります。これは、床や天井を支えるコンクリートの板(スラブ)に、鋼管(ボイド)を通し、スラブ自体を厚く(250㎜~300㎜)することで、建物の強度や遮音性を高める工法です。従来のコンクリートスラブは厚さ150mm程度だったのに対し、ボイドスラブはより頑丈で静かな住空間を実現できるのが特徴です。
ボイドスラブ工法とは?

マンションの構造には、いくつかの種類があります。近年、注目を集めているのが「ボイドスラブ工法」です。
ボイドスラブ工法とは、鉄筋コンクリート造の床スラブ(床版)に、あらかじめ球体や四角錐などの空洞(ボイド)を設ける工法のこと。
従来の工法に比べて、コンクリートの使用量を削減できるため、建物の軽量化が可能になります。
これにより、耐震性の向上やコストダウンなど、さまざまなメリットが期待できるのです。
従来工法との違い

マンションの構造には、いくつかの種類があります。近年、注目を集めているのが「ボイドスラブ工法」です。従来の工法とは一体何が違うのでしょうか?
従来のマンション建築で主流だったのは「ラーメン構造」や「壁式構造」と呼ばれるものです。ラーメン構造は柱と梁で建物を支える方法で、壁式構造は壁で建物を支える方法です。
一方、ボイドスラブ工法は、床スラブと呼ばれる床の部分に工夫を凝らした構造です。床スラブの中に発泡スチロールなどでできた球状のボイド(空洞)を埋め込むことで、コンクリートの使用量を減らしながらも高い強度を保つことが可能になりました。
ボイドスラブ工法のメリット・デメリット

– ボイドスラブ工法のメリット・デメリット
ボイドスラブ工法は、従来の工法に比べて多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、メリット・デメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
-# メリット
1. –高い設計自由度–
ボイドスラブ工法は、梁を少なくして柱だけで天井を支えることが可能です。そのため、間取りの自由度が高くなり、開放的な空間を実現できます。
2. –優れた耐震性–
コンクリートの量を減らせるため、建物の軽量化につながります。軽い建物は、地震の揺れによる影響を受けにくく、高い耐震性を発揮します。
3. –工期短縮–
工場で prefab 化されたスラブを使用するため、現場での作業が軽減され、工期短縮につながります。
4. –遮音性の向上–
ボイド(空洞)があることで、音が伝わりにくくなるため、上下階の生活音などが軽減され、快適な住環境を実現できます。
-# デメリット
1. –コスト高–
従来の工法と比べて、材料費や施工費がかかるため、建築コストが高くなる傾向があります。
2. –下がり天井の制約–
天井裏の空間に配管を通すため、下がり天井を設ける必要があります。そのため、天井高が低くなる場合があり、開放感が損なわれる可能性があります。
このように、ボイドスラブ工法にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。マンション選びの際には、これらのメリット・デメリットをよく理解した上で、比較検討することが重要です。
マンションの遮音性について

マンションを選ぶ際、周囲の音は気になりますよね。上の階の足音や隣室の話し声など、騒音問題はマンション暮らしにおける大きなストレスになりかねません。そこで注目したいのが建物の構造です。近年、遮音性に優れた構造として『ボイドスラブ工法』が採用されるケースが増えています。従来の工法に比べ、床のコンクリートを厚くできるため、より高い遮音効果が期待できます。静かで快適なマンションライフを送りたい方は、ぜひボイドスラブ工法を採用したマンションも検討してみて下さい。
ボイドスラブ物件を選ぶポイント

ボイドスラブ工法は、メリットの多い建築工法ですが、建物の構造や間取りは、物件によって様々です。ボイドスラブ物件を選ぶ際には、天井高や梁の有無など、間取り図だけでは分からない部分にも注目しましょう。
例えば、モデルルームや内覧で実際に部屋を見た際に、天井の高さや梁の出っ張り具合を確認することが大切です。また、将来的なリフォームやリノベーションの可能性を考慮し、配管やダクトスペースが確保されているかどうかも確認しておくと良いでしょう。
さらに、ボイドスラブ工法は遮音性にも影響を与える可能性があります。特に上階の音が気になる場合は、遮音性能に関する資料を参考にしたり、実際に居住者の声を確認したりするなど、慎重に検討することが重要です。
